概要
「ラグーンとフラットな水面、そして風さえあれば私たちはみんな幸せ。WKCのツアーは一つの家族みたいで大好きだ」
2018年のワールド・カイトボーディング・チャンピオンシップ(WKC)ダフラ大会は、2018年11月3日から6日にかけてモロッコのダフラで開催された最高峰のプロフリースタイル・カイトボーディング競技大会である。
開催地とコンディション
本大会は、サハラ砂漠の黄色い砂とクリスタルクリアな水が交わる「Dakhla Spirit Camp」のラグーンで開催され、安定した風とフラットウォーターを活かして行われた。大会初日から強風と潮の満ち引きによる難易度の高いコンディションとなったが、強風を好むエリートライダーにとっては理想的な舞台であった。
フォーマットと出場選手
ダフラでのツアーストップは、2018年のWKCシーズンにおいて極めて重要なイベントであり、最終的な世界選手権のランキングに大きな影響を与えた。
ハイライト・名勝負
男子フリースタイル部門では、ブラジルのカルロス・マリオが腕に痛みを抱えながらも圧倒的なライディングを見せ、激戦のヒート終盤で「バックサイド319」をメイクするなど観客を魅了した。ドミニカ共和国のアデウリ・コルニエルや、マリオと同じく腕を痛めていたブラジルのセッチ・テイシェイラも非常に完成度の高いトリックを繰り出し、熾烈なトップ争いを展開した。また、スイスのマクシム・シャブローはセミファイナルで「スリム7」を決め9.43の高得点をマークして存在感を示している。元世界王者のアレックス・パストールは着地の際のハードクラッシュで膝を負傷し、無念の棄権となった。
女子フリースタイル部門では、当時14歳のミカイリ・ソル(ブラジル)が卓越したパフォーマンスを披露し、この大会で女子部門史上初となる10.00の満点スコアを叩き出すという、カイトボーディングの歴史に残る快挙を成し遂げた。
「今日はベストな滑りじゃなかったけど、他の女子選手たちが本当に素晴らしいライディングをしていた」
— ミカイリ・ソル
イタリアのフランチェスカ・バニョーリやチェコのポーラ・ノボツナらも、極めてハイレベルなライディングで応戦し、歴史的な名勝負が繰り広げられた。また、元世界王者のユーリ・ズーンは、日本でのイベント終了から48時間かけてダフラに到着。自身のヒートを待ちながら、風待ちの時間はライブ配信のゲスト解説者やインタビュアーとして元気に参加し、イベントを盛り上げた。強風コンディションを得意とするジェローム・クロエテンは、過酷な状況下でのライディングを楽しみ、ダフラを「間違いなく世界最高のスポットの一つ」と称賛した。
「強風のほうが好きだから、自分にとってここは最高だ。間違いなく世界最高のスポットの一つだ」
— ジェローム・クロエテン
大会の詳細結果を表示(ネタバレ注意)
男子フリースタイル
- 1位: カルロス・マリオ(ブラジル)
- 2位: アデウリ・コルニエル(ドミニカ共和国)
- 3位: セッチ・テイシェイラ(ブラジル)
女子フリースタイル
- 1位: ミカイリ・ソル(ブラジル)
- 2位: フランチェスカ・バニョーリ(イタリア)
- 3位: ポーラ・ノボツナ(チェコ)
検索用エイリアス: WKC【2018】Dakhla, Morocco: WKC Dakhla, Morocco:WKCDakhla
