概要と構成
Blind Judge(ブラインドジャッジ)は、レイリー(Railey)からBackside 180を回し、空中でバーをパスしてブラインド(進行方向に対して後ろ向き)の状態で着地するフリースタイルトリックである。
初心者によく見られる「レイリー・トゥ・ブラインド(着水時や着水後にバーをパスする技)」との最大の違いは、空中で完全にバーを持ち替える「エアーパス」を成立させる点にある。
メカニズムとコツ
強いエッジングからレイリーの姿勢に入り、体をしっかりと伸ばし切る。ジャンプの頂点に達した瞬間にバーを腰に向けて強く引き込み、その反動を利用して体をバックサイド方向へひねる。空中で素早くバーを背後にパスし、ブラインドの体勢で着地する。
名前の由来
このトリックの名前は、ウェイクボード界のレジェンドであるParks Bonifayが大会で初めてこの技(レイリーからのエアーパス)を披露した際のエピソードに由来している。当時の審査員(ジャッジ)がその斬新で素早い動きの難易度を理解できず、パスを見落として低い点数をつけたことに対し、「こんなすごい技を見逃すなんて、ジャッジの目は節穴だ」という皮肉を込めて「ブラインドジャッジ(盲目の審査員)」と名付けられたと言われている。
派生トリックと競技における位置づけ
フリースタイル競技において、本格的なハンドルパストリックの基礎となる非常に重要な技である。ここから回転数を増やしたブラインドジャッジ3(BJ3: Raley to Backside 360)、Blind Judge 5(BJ5)、Blind Judge 7(BJ7)といった高難易度トリックへと発展していく。
