大会概要
2018年のGKAカイトサーフ・ワールドツアー・ポルトガル大会は、6月5日から10日にかけてヴィアナ・ド・カステロのプライア・ド・カベデロで開催された。大会期間中は降り続く雨と無風により、最終日まで競技が開始されないという異例の事態となった。最終日にようやく風が吹き込んだものの、波には恵まれなかったため、本来の「ウェイブ+フリースタイル」から「100%フリースタイル」へとジャッジ基準が急遽変更されることとなった。
男子カイトサーフ
波のないフラットな水面を探してトリックを繰り出す過酷な条件の中、マチュ・ロペスが競技史上初となる「トリプルフロントロール(3回転フロントロール)」をメイク。ストラップレス・フリースタイルにおける技術革新を世界に見せつけた。また、絶対的な王者として君臨するアイルトン・コッツォリーノや、安定したスキルを見せるケアヒ・デ・アボイティスらが激しい攻防を展開した。地元ポルトガルのラファエル・ダ・コスタも力強いライディングを披露し、観衆を沸かせた。
女子カイトサーフ
女子部門では、ムーナ・ホワイト、ヤルー・ランゲレー、カルラ・エレラ・オリアらが、ウェイブボードでのフリースタイルという特殊な状況下で高度な適応能力を示した。激しいガストが吹く難しい海面コンディションであったが、各ライダーはボード選択を戦略的に行い、タイトなターンとスピード感のあるマニューバーを繰り出した。
エピソード:ヴィアナのホスピタリティ
ヴィアナ・ド・カステロの街について、ヤルー・ランゲレーは「街全体がまるでスポーツホテルのようで、滞在自体が最高だった」と語っている。競技面では厳しい気候に悩まされた大会であったが、トップライダーたちが一堂に会する「カイトサーフ・ファミリー」としての結束と、新しいロケーションへの期待が語られた。
「アイルトン・コッツォリーノとの対戦は常に困難だ。ストラップレス・フリースタイルにおいて、彼が倒すべき最大のターゲットであることに異論を唱える人はいないだろう」
— ケアヒ・デ・アボイティス
「ヴィアナでの滞在は本当に最高で、まるで街全体がスポーツホテルのように感じるんだ」
— ヤルー・ランゲレー
「来年またここに戻ってきて、素晴らしいコンディションに出会えることを願っている」
— ミトゥ・モンテイロ
大会結果を表示(ネタバレ注意)
【男子カイトサーフ】
1位: マチュ・ロペス
2位: アイルトン・コッツォリーノ
3位: ケアヒ・デ・アボイティス
【女子カイトサーフ】
1位: ムーナ・ホワイト
2位: ヤルー・ランゲレー
3位: カルラ・エレラ・オリア
