Valentin Rodriguez

概要

「まさか想像もしていなかった。でも10歳の頃からの夢だったんだ。だから、本当に嬉しいよ」

Valentin Rodriguez

ヴァレンティン・ロドリゲス(Valentin Rodriguez / 通称V-Rod)は、コロンビアカリマ湖出身のプロカイトサーファーである。17歳という若さで2019年のGKAフリースタイル世界王者に輝いた、カイトボード界を代表する天才ライダーの一人。体重わずか65kgという軽量な体格でありながら、バーにかかるテンションを最大限に活かし、異次元の高さ(アンプリチュード)と完璧なスラックを生み出す圧倒的なバーパス技術を持つ。

キャリア

カイトボードとの出会いは映画のようで、同じくコロンビア出身のプロライダーであるファン・ロドリゲスと共に、ビーチに置き去りにされていた1つのカイトギアを見つけたことから始まった。「バレンティンが7分間乗り、次はフアンが7分間乗る」というルールを決め、一日中交代で練習を繰り返して技術を磨き上げた。

プロへの道は、Duotoneのインターナショナルチームマネージャーであるクレッグ・カニンハムへ、1年以上にわたりInstagramのDMで自身のトリック動画を送り続けた熱意から切り開かれた。才能を見抜かれた彼はドイツのミュンヘンに呼ばれ、ジュニア世界選手権を経てプロツアーへのデビューを果たした。

2018年にRRDのライダーとしてデビューし、WKCアキアカ大会で絶対王者カルロス・マリオらと渡り合い4位に入賞して世界を驚かせた。2019年にはDuotoneへ移籍し、同年の最終戦ブラジル・クンブコ大会の最終トリックで見事な逆転劇を見せ、17歳で年間フリースタイル世界王者となった。その後、二頭筋や肩の深刻な怪我により苦しい時期(2021年)を過ごしたが、2023年のカタール大会で再びファイナルヒートへ進出し、奇跡の復活を遂げた。

シグネチャートリックは、完璧な「ハートアタック7」や、高さのある「スリムチャンス9」である。さらに2021年の大会では、空中での2回目のバーパス時に自らの体にラインを巻き付ける革新的なトリック「KGB5マミーラップ」を成功させ、競技の限界を押し上げている。

スポンサー・所属ブランド

Duotone、Red Bull(過去の所属:RRD)

パーソナリティと交友関係

両親は彼の最大のサポーターであり、大会でも熱狂的に応援している。同じコロンビア出身のファン・ロドリゲスとは、1つのカイトを7分交代でシェアして共にプロへと成長した深い絆がある。自身を見出し、世界への扉を開いてくれたDuotoneのクレッグ・カニンハムを恩人として慕っている。

名言・エピソード

「今年の初めは少し調子が上がらなかったけれど、Duotoneと契約を結ぶことができて、そこから感覚を取り戻しモチベーションも湧いてきたんだ」

— Valentin Rodriguez

「今のこの気持ちを説明する言葉が見つからない。ビーチにいるみんな、すべてのスポンサー、Duotone、そして僕をサポートしてくれたすべての人に感謝したい。言葉がないよ。これからもこのトップの座を守り、限界まで攻め続けたい」

— Valentin Rodriguez

「これ以上ないほど幸せだし、こんなに長い時間の後にまた決勝の舞台に戻ってこられて最高に興奮している。この数年間は怪我やいろんなこととの闘いがあって、本当に過酷だった。だから、今こうして再びトップに返り咲き、決勝に進めたのは本当に素晴らしい気分だ」

— Valentin Rodriguez

大会結果

  • 2018年 WKC Akiaka:4位(プロ最高峰クラスの決勝初進出)
  • 2019年 GKA Mondial du Vent (フランス):3位(プロキャリア初の表彰台)
  • 2019年 GKA Mauritius:2位
  • 2019年 GKA Dakhla (モロッコ):1位(プロ初優勝)
  • 2019年 GKA Superkite Brazil (クンブコ):1位、2019 GKA Freestyle World Champion(年間総合1位)
  • 2021年 GKA Neom (サウジアラビア) / Dunkirk:クォーターファイナル進出
  • 2023年 Visit Qatar GKA Freestyle World Cup:4位

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