大会概要
2018年のWKCアマロック・カイトボーディング・ワールドカップは、ワールド・カイトボーディング・チャンピオンシップ(WKC)ツアーの開幕戦として、トルコのアキヤカで開催されたプロのフリースタイル・カイトボーディング大会である。大会は2018年9月に開催され、エリートレベルのフリースタイル・マニューバーに理想的な舞台を提供する、アキヤカの有名なフラットウォーターと安定したサーマルウィンドを活かして行われた。
本大会は当時のカイトボーディング界で世界最高額の賞金とグローバルなTV配信網を誇るプレステージの高いイベントであった。男子ファイナルに進出した4名の選手全員が20歳以下という歴史的な事態となり、次世代のフリースタイラーの台頭を世界に印象付けた。女子は絶対女王であったブルーナ・カジヤが不在のためタイトル争いが完全にオープンとなり、当時13歳のミカイリ・ソルが頂点へと駆け上がった。
男子フリースタイル
男子決勝では、カルロス・マリオがオープニングトリックで完璧な「Heart Attack 7」をメイクし、10.00の満点スコアを記録した。彼はヒートの最後も特大の「Hinterberger 7」で締めくくっている。アデウリ・コルニエルは「Slim 9」と「Backside 317」を決め、1つのヒートで9点台のスコアを2本揃えるパフォーマンスを見せた。
女子フリースタイル
女子決勝は出場者全員がDuotoneのチームライダーによって争われた。ポーラ・ノボツナは最後のアテンプトで巨大な「Heart Attack」をメイクして9.07のスコアを叩き出し、土壇場で3位から2位へと逆転した。ミカイリ・ソルは圧倒的な低さのカイトポジションから放つ「Back Mobe」や、教科書通りの「Front Blind Mobe」を成功させ、卓越した技術を示した。
アクシデント・特筆事項
女子セミファイナルでは、ポーラ・ノボツナが「KGB」を仕掛けた際にコントロールを失い、観客席に向かってカイトごと突っ込み顔面から激しく墜落するクラッシュがあったが、幸いにも大事には至らなかった。また、マクシム・シャブローが勢い余って観客席を飛び越えるという規格外のジャンプを見せ、実況席を大いに沸かせた。一方で、オーストリアのステファン・スピースバーガーは肘を痛めており、ヒートの合間にマッサージを受けて痛みに耐えながらの出場となった。
「なんて決勝だ、10点満点の幕開けだぜ」
— バス・コール
トム「このヒート以外で、一体世界の誰がこんなトリックをできるんだ?」
バス「これもまた10点か!? これも10点なのか!?」— トム・コート & バス・コール
「昼前からあんなヘビーな顔面着水は誰もしたくないからね、その前にヘビーな朝食を腹に詰め込んでおきたいよ」
— トム・コート
大会結果を表示(ネタバレ注意)
男子フリースタイル
- 1位: カルロス・マリオ(ブラジル)
- 2位: アデウリ・コルニエル(ドミニカ共和国)
- 3位: マクシム・シャブロー(スイス)
女子フリースタイル
- 1位: ミカイリ・ソル(ブラジル)
- 2位: ポーラ・ノボツナ(チェコ)
- 3位: フランチェスカ・バニョーリ(イタリア)
