2018 WKC クンブコ・ブラジル大会

大会概要

2018年のワールド・カイトボーディング・チャンピオンシップ(WKC)クンブコ大会は、11月にブラジル・セアラー州のクンブコで開催された国際的なエリート・フリースタイル競技大会である。2018年シーズンの最終戦として「ドウロ・ビーチ」を舞台に、年間の世界チャンピオンが決定する重要な一戦となった。クンブコは「フリースタイル・パラダイス」として知られ、特有の平水面と安定した貿易風が、世界最高峰のマニューバーを引き出す理想的な環境を提供した。

男子フリースタイル

地元ブラジルのカルロス・マリオが優勝し、2018年の男子総合世界チャンピオンの座を射止めた。マリオはホームの観衆の前で、リアム・ウェイリー、アデウリ・コルニエル、そしてローカルワイルドカードから決勝進出を果たしたエリック・アンダーソンと激闘を繰り広げた。アンダーソンはラウンド2で「Backside 317」や「Hinterberger 7」を成功させ、強豪を次々と破る大番狂わせを演じた。また、スモールファイナルではジャンマリア・コッコルートが見事な「KGB 5」をメイクし、ヒート最高得点となる8点台を記録した。

女子フリースタイル

地元出身で当時14歳のミカイリ・ソルが、合計スコア35.3という圧倒的な成績で優勝し、女子総合世界チャンピオンに輝いた。彼女は決勝において9点台後半の高得点を連発し、巨大な「Heart Attack」で8.17をマーク。さらに女子ヒート史上初となる特大の「Slim 5」を成功させ、コーチのファビオ・イングロッソを驚愕させる異次元のパフォーマンスを見せた。2位には「Hinterberger Mobe」で8.07を獲得したフランチェスカ・バニョーリ、3位にはエリート戦2回目にして初の表彰台に上ったピッパ・ヴァン・イアーセルが続いた。

アクシデント

競技は過酷さを極め、デンマークのテレーゼ・ターベルが最終トリックのアテンプトで激しくクラッシュし、無念の敗退を喫した。また、ブラジルのエステファニア・ローザは、ヒート終盤にクラッシュを連発。「Slim Chance」の失敗時にリーシュコードが腕に絡まるという、一歩間違えば大事故に繋がりかねないアクシデントに見舞われた。

「1年間のトレーニングが報われた。フリースタイルの世界チャンピオンになることは、私にとって本当に大きな意味がある」

— ミカイリ・ソル

「ここはマイナースポーツの場所ではないんだ。どこの店に行ってもカルロス・マリオの写真が飾られていて、街全体の熱気を感じるよ。見渡す限りの砂丘、まさに完璧な場所だ。世界中のカイトボーダーがスキルを磨くためにここへやって来る理由がよく分かる」

— ルイス・クラザーン

大会結果を表示(ネタバレ注意)

【男子フリースタイル】
1位: カルロス・マリオ(ブラジル)
2位: リアム・ウェイリー(スペイン)
3位: アデウリ・コルニエル(ドミニカ共和国)
4位: エリック・アンダーソン(ブラジル)

【女子フリースタイル】
1位: ミカイリ・ソル(ブラジル)
2位: フランチェスカ・バニョーリ(イタリア)
3位: ピッパ・ヴァン・イアーセル(オランダ)
4位: エステファニア・ローザ(ブラジル)

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