ブルーナ・カジヤ

概要

ブラジル・サンパウロ州イリャベラ出身のプロカイトボーダー。女子フリースタイル界において最も影響力のある生ける伝説にして絶対女王であり、長年にわたりシーンの頂点に君臨し続けるマルチタイム・ワールドチャンピオンである。Red Bullアスリート。

キャリア

幼少期は競泳選手として活躍し、「リトルフィッシュ(小さな魚)」の愛称で呼ばれていた。マウイ島に留学中、サーフィンでの怪我をきっかけに新しいスポーツを探していた際にカイトボードに出会い、キャリアをスタートさせる。

力強くスタイリッシュなライディングを武器に、2009年に初の世界タイトルを獲得。2016年には、女性として史上初となる「Backside 315」(540度の回転にダブルハンドルパスを組み合わせた超高難度トリック)をメイクし、女子フリースタイルの限界を大きく引き上げた。

彼女の真の偉大さは、その圧倒的なモチベーションと選手寿命の長さにある。10代の気鋭ライダーたちが次々と台頭する中でも決して進化を止めず、2025年にブラジルのタイバで開催されたGKA最終戦にて優勝。見事自身通算6度目となるフリースタイル世界チャンピオンの座に輝き、同年のGKAアワードでは「Female Rider of the Year(年間最優秀女性ライダー)」を受賞した。

スポンサー・所属ブランド

長年Mysticの顔として活躍しており、2010年にブランド初となる女性用コレクションの立ち上げに貢献して以来、深い信頼関係を築いている。

カイト本体のスポンサーとしては、キャリアの大部分を共にしたAirushから、2019年頃に新生North Kiteboardingへと電撃移籍して話題を呼んだ。North時代には、2023年に5度目の世界王者に返り咲くという劇的なカムバックを果たしている。その後、自身の原点とも言えるAirushに再び帰還し、名機Cカイト「Razor」を武器に2025年の6度目の世界タイトルを勝ち取った。

パーソナリティと交友関係

常にポジティブで情熱的なキャラクター。GKAウェーブ&ビッグエアの絶対王者であるジェームズ・カルーと交際しているが、彼女のYouTube Vlog『BRUNA in BRAZIL』では二人の微笑ましいやり取りが記録されている。ブルーナが会心のトリックを決めて「今のカッコよかった?」と聞くも、ジェームズは「Yeah」とそっけない生返事。画面には「*DOESN’T UNDERSTAND FREESTYLE AND TOESIDE TRICKS(※彼はフリースタイルとトゥサイドのトリックを理解していません)」というテロップが出され、波乗りの王者にはフリスタの超絶技巧を聞いても全く参考にならないという、カイトカップルならではの爆笑エピソードを残している。

名言・エピソード

「With me, it’s usually a storm of thoughts up until the moment that buzzer goes off, then I go into such a deep focus that everything else disappears. I’m in the present moment, and that kind of presence is what I live for.」

— ブルーナ・カジヤ

(私の頭の中は、開始のブザーが鳴る直前まで思考の嵐が吹き荒れているのが普通よ。でもブザーが鳴った瞬間、他のすべてが消え去るほどの深い集中状態に入るの。私は『今この瞬間』に完全に存在していて、その感覚こそが私が生きる意味なの。)

大会結果

  • 女性史上初のBackside 315 メイク(2016年)
  • フリースタイル世界チャンピオン 通算6回獲得(2009, 2015, 2016, 2017, 2023, 2025年)
  • 2025年: GKAアワード Female Rider of the Year 受賞
  • 2025年: GKAアワード Women’s Freestyle Move of the Year 受賞(Slim to Back Mobe)
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