バックサイド

概要

横乗り系スポーツ全般で使われる共通用語で、フロントサイド(Frontside)の対義語である。基本的には、対象(波やセクション)や進行方向に対して「自分の背中側」が向く状態、または背中側へ動くアクションを指す。

サーフィン・スノーボードにおける定義

サーフィン: 波のフェイス(斜面)に対して背中を向けてライディングすること。レギュラースタンス(左足前)の場合、「左(レフト)」に向かってブレイクする波に乗る時がバックサイドとなる。

スノーボード: スピン(回転)において、進行方向に対して背中側から先行して回っていく方向を指す。レギュラースタンスなら時計回りの回転となる。

カイトボードにおける「バックサイド」

カイトボードでは、波乗り(ウェーブ)とフリースタイル(トリック)の両方の要素を持つため、文脈によって意味合いが変わる。

  • ウェーブ(波乗り): サーフィンと同様、波に対して背中を向けるスタンスやターンを指す。
  • フリースタイル(回転): スノーボードと同様、空中で背中側から回っていく回転方向(スピン)を指す。

代表的なトリック・動きのリスト

  • Backside Turn / Snap: ウェーブライディングにおける、背中側でのターンやリップアクション。
  • Backside 180 / 360: 空中でのバックサイド回転。
  • Blind Judge: Raley to Backside 180(レイリーから背中側に半回転し、ブラインド状態で着地)。
  • Heart Attack: S-Bend to Backside 360(Sベンドからのバックサイド360)。
  • KGB: Backroll to Backside 360(バックロールからのバックサイド360)。

代表的なウェーブ系ライダー

バックサイドの波乗りは波の斜面が見えづらく、フロントサイドとは異なる体の捻りや独特のライン取りが求められる。しかし、Matchu Lopes(マチュ・ロペス)やAirton Cozzolino(アイルトン・コッツォリーノ)、James Carew(ジェームズ・カルー)などのトップライダーたちは、バックサイドにおいても流れるようなライン取りや、非常にパワフルで垂直なリップアクション(スナップやハック)を魅せることで知られている。

よくある疑問:波乗りとフリースタイルで「軸となるエッジ」は違う?

同じ「バックサイド」という言葉を使っても、フリースタイルと波乗りではアクションの軸となるエッジが逆転する。フリースタイルでは、カイトの強いテンションに耐えて踏み切る必要があるため、バックサイド回転であっても「ヒールサイド(かかと側)」を軸にしてポップする。一方、波乗りにおけるバックサイドのトップターン(スナップなど)では、波の斜面に対してボードのテールを強く蹴り込むため「トーサイド(つま先側)」が軸となる。カイトの牽引力と波の斜面という異なる要素が絡むことで体の使い方が変わる、カイトボード特有の興味深い点である。

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