概要
マクシム・シャブロー(Maxime Chabloz)は、スイス・ベッケンリート出身のプロカイトボーダーであり、プロのフリーライドスキーヤーである。海(カイトサーフィン・フリースタイル)と雪山(フリースキー)という全く異なる2つのエクストリームスポーツにおいて世界チャンピオンに輝いた、規格外の才能を持つマルチアスリートである。
キャリアと「ミスター・ナンバー2」の試練
歩き始めると同時にスキーを始め、10歳の時にカイトボードに出会う。ジュニア時代から圧倒的な才能を発揮し、夏はカイトボード、冬はフリースキーという過酷な二刀流のプロキャリアを本格化させる。2022年には、ルーキーイヤーながら世界最高峰のスキー大会「Freeride World Tour(FWT)」で総合優勝を果たし、スキー界に衝撃を与えた。
一方でカイトボードのGKAワールドツアーにおいては、常に表彰台に上がる実力を持ちながらも、あと一歩のところで優勝を逃し、長らく「ミスター・ナンバー2」や「3位の常連」として悔しい思いを味わい続けた。しかし、その悔しさをバネに驚異的なメンタルで技術を磨き、ついに念願の「GKA Freestyle Kiteboarding World Champion」のタイトルを獲得。スキーとカイトの両方で世界一になるという自身の最大の夢を実現させた。
スポンサー・所属ブランド
長年にわたりF-OneとManeraのチームライダーとして活躍し、フリースタイル専用のCカイトである「WTF?!」などを愛用している。また、スキー界やアイウェアのスポンサーとして、SunGodやMovement Skisなどのサポートも受けており、業界の枠を超えた活躍を見せている。
パーソナリティと交友関係
「No risk, no fun.(リスクがなければ面白くない)」を信条とし、テクニカルなフリースタイル要素と力強く大胆なアプローチを組み合わせたスタイルが特徴。私生活では、同じくプロカイトボーダーであるスペイン出身のニナ・フォントとパートナー関係にあり、世界中を共に旅しながらトレーニングを行い、お互いを高め合っている。
名言・エピソード
2018年のトルコ・アキヤカでの大会では、ジャンプの着地後にスピードを殺しきれず、そのまま客席に突っ込みそうになるというハプニングを起こした。しかし、すんでのところでとっさの判断でビーチ(観客)を飛び越える回避ジャンプを見せ、事なきを得た。その必死の回避アクションに対し、実況のトム・コートが「間違いなく今大会で一番デカいRaileyだね(the biggest railey of the event so far)」と冷静なトーンでイジったエピソードは、ファンの間で爆笑を誘い、今でも語り草になっている。
カイトボードでの念願の世界タイトルを獲得した際、彼はあっさりと頂点に立ったスキーのキャリアと比較し、長年の苦労を振り返りながらこう語っている。
「自分が世界チャンピオンだなんて、今はそれしか考えられない。カイトに出会った時からの夢だったんだ。スキーのタイトルは最初の年に獲れたけど、カイトはいつも後一歩だった。でも、道のりが長ければ長いほど、勝利は甘くなるね。」
— Maxime Chabloz
大会結果
- 2020年 GKA SuperKite Brazil Freestyle:優勝(grabbed Back Mobe 7で10点満点)
- 2022年 Freeride World Tour (Ski Men):総合優勝(世界チャンピオン)
- 2023年 Freeride World Tour (Ski Men):総合2位(バイスチャンピオン)
- 2024年 GKA Freestyle ワールドチャンピオン
🔗 関連リンク: Maxime Chabloz | Swiss Kiteboarder | www.maximechabloz.com
