概要
「ただトレーニングを続けること。時にはもの凄く大変なこともあるけれど、ただやり続ければ、絶対に大丈夫になるから。」
カプシン・デラノワ(Capucine Delannoy)は、フランス国籍のプロカイトサーファーである。16歳で自身初の世界タイトルを獲得し、ストラップレス・フリースタイルおよびウェーブライディング分野で世界を牽引するトップアスリートである。
キャリア
フランスで生まれたが、7歳の時に家族でブラジルのプレア(Prea)へ移住した。プレアは「ストラップレス・フリースタイルのパラダイス」と称される強風環境であり、ここで兄のカミーユ・デラノワらと共にトレーニングを重ねた。ツアー転戦と両立するためオンラインスクールで教育を受けた。
2018年、わずか12歳でプレアで開催された大会にワイルドカードとしてツアーデビュー。2021年の「GKA Sylt」では、女子競技史上初となる「ダブル・フロントロール」を着地させる偉業を成し遂げた。さらに2024年の同大会では、「フロントロール・ショービット(Front Roll Shove it)」をメイクし、女子競技の歴史上初めてジャッジから10点満点(10.0)を獲得するという金字塔を打ち立てた。
2022年に16歳で初のGKAカイトサーフ年間ワールドチャンピオンに輝き、同年にはビッグエアの世界タイトルも獲得。複数の世界タイトルを保持している。
スポンサー・所属ブランド
- North Kiteboarding(ノース・カイトボーディング)
- Mystic(ミスティック)
- 過去の所属:F-One、Manera
パーソナリティと交友関係
常に大きな笑顔を絶やさない明るい人柄で知られ、大会前は音楽を聴いて心をクリアにする。カイトサーファー一家に育ち、父(ハンググライダー元世界王者でコーチ)、柔術元世界王者の姉、プロカイトサーファーの兄カミーユ・デラノワ、弟テヴァを持つ。家族との夕食時に「みんな世界王者だから、私もカイトで世界王者になったら最高だよね」と語り合ったことが、彼女の最大の原動力となった。
ウェーブライディングのレジェンド、ミトゥ・モンテイロからは戦術的サポートを受けている。強力なライバルであり互いに高め合う存在として、ハワイのムーナ・ホワイト(Moona Whyte)やスイスのカミユ・ロゼランド(Camille Losserand)がいる。
名言・エピソード
- 「このスポーツをプッシュし続け、さらに世界タイトルを獲得し、常に自分の限界を押し広げていくことが今の目標。」
- 「本当に嬉しい!この技(ダブル・フロントロール)のためにフリースタイルを1年以上、毎日トレーニングしてきたの。女の子がここまで入っていけるなんて、めちゃくちゃクールだわ。」
- 「ブラジル北部でのこの大会は、私にとって本当に大切な場所。だって、ここが私のすべての始まりだから。初めての大会に出たのも、初めてジャンプをしたのもここで、本当に特別な場所なの。だからこの大会で勝つことは本当に重要だったし、どうしてもこの勝利が欲しかった。」
大会結果
- 2018年 GKA Ceara Kite Pro(ブラジル):12歳でツアーデビュー
- 2020年 GKA Distance Battle(ビッグエア):1位(女子唯一の参戦)
- 2020-2021年 GKA World Tour:年間2位(準優勝)
- 2021年 GKA Sylt(ドイツ):メイン・ベストトリック共に1位(女子初のダブル・フロントロール成功)
- 2022年 GKA World Championship:総合1位(初の世界王者獲得)、GKA Big Air 世界王者
- 2023年 GKA World Tour:年間2位、Copa Kitley 1位
- 2024年 GKA Sylt(ドイツ):1位(女子史上初の10点満点獲得、大会3連覇)
最新の大会結果を表示(ネタバレ注意)
- 2025年 GKA Cape Verde(Punta Preta):1位(ムーナ・ホワイトを破り初優勝)
- 2025年 GKA Dakhla(モロッコ):この大会のクォーターファイナル勝利により自身通算3度目となる年間ワールドチャンピオンを確定
- 2025年 GKA Taiba(ブラジル):2位(世界王者として凱旋)
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