Red Bull Megaloop Challenge 2017

概要

Red Bull Megaloop Challenge 2017は、2017年6月にオランダザンドフォールトで開催されたカイトサーフィンのビッグエア大会である。強烈な嵐が到来した際にのみ開催されるコアなストームチェイスイベントである。2019年大会以降にすべてのビッグスターが集結しメジャーイベントへと変貌を遂げるまでは、Red Bull King of the Airの予備・育成イベントとしての色合いが強く、当時はまだオランダのローカル色が強いセカンドティア(2軍戦)としての立ち位置であった。

開催地とコンディション

オランダのザンドフォールトにおいて、風速が時速90km(40〜50ノット超)に達する冷たい大嵐の中で開催された。風向きは海から陸に向かってほぼ真正面に吹き付けるオンショアであったため、ライディングエリアが極めて狭く、一度突風に捕まると陸地に吹き飛ばされる危険なコンディションとなった。

フォーマットと出場選手

ヒート内で何度トリックを試行しても、たった1つの最高得点のメガループのみがスコアとして採用される1発勝負のフォーマットで実施された。採点基準は高さと過激さが70%、実行力・スタイル・着地・フローが30%を占める。

当時のフリートの大部分はケビン・デ・シュミットハイス・ヴァセナールなどオランダ人ライダーで占められており、絶対王者として君臨していた超A級スターたちは出場していない。南アフリカ出身のジョシュア・エマニュエルロス=ディロン・プレイヤーをはじめ、2年前の大クラッシュから復帰を果たしたスティーブン・アッケシュダイクの他、ラッセ・ウォーカージェリー・ヴァン・デ・コップなどの歴代王者も参戦した。

ハイライト・名勝負

最大のハイライトは、ジョシュア・エマニュエルによる睡眠ゼロからの弾丸優勝伝説である。大会開催のグリーンライトが点灯した当時、スペインのタリファにいた彼は急遽フライトを手配してオランダへ移動した。全く睡眠をとらないまま大会当日の朝に直接ビーチへ直行し、圧倒的なビッグエアのライディングを見せつけた。

オンショアの強風下で巨大なメガループを放った際には、突風に捕まりビーチ(陸地)へ直接不時着するスリリングな瞬間もあった。また、公式戦初となるボードオフ・メガループを成功させるなど、過酷な状況下であるにもかかわらず驚異的なライディングを展開した。名だたるトップライダー達も名を連ねる中、見事に1位を奪い去り、栄光のトロフィーは南アフリカへと渡ることとなった。

大会の詳細結果

  • 1位:ジョシュア・エマニュエル(南アフリカ)
  • 2位:スティーブン・アッケシュダイク(オランダ)
  • 3位:ラッセ・ウォーカー(オランダ)

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