Red Bull King of the Air 2018

概要

2018年のRed Bull King of the Airは、大会の歴史において非常に重要な転換点となった記念碑的な年だ。開催地がビッグ・ベイから現在のカイト・ビーチへと移転した最初の年であり、ケビン・ランゲレーが2014年以来となる2度目の王冠を手にした。

開催地とコンディション

この年、大会史上初めて会場がビッグ・ベイから風上のカイト・ビーチへと移された。この判断は大成功を収め、より強烈で安定した名物風「ケープ・ドクター」と豊かなうねりがライダーたちに供給された。水面はよりチョッピーになったものの、限界を突破するための完璧なビッグエアの舞台が整ったのである。

フォーマットと出場選手

世界中から集結した18名のエリートライダーが参戦。3人ヒートで最下位が脱落(フラッグアウト)する過酷なサバイバル方式が採用された。特筆すべきは、前年度王者のニック・ヤコブセンが直前の怪我で欠場となり、その代役(リプレイス枠)としてスペインのフリースタイル王者であるリアム・ウェイリーが急遽KOTAデビューを果たしたことだ。また、前年の激しいクラッシュで昏睡状態に陥ったルイス・クラザーンの復帰戦としても大きな注目を集めた。

ハイライト・名勝負

大会はRound 1から波乱の連続だった。Heat 1ではラッセ・ウォーカーがKOTA史上初となる「Megaloop Board-off」をメイクして1位抜けを決める一方、Heat 2では優勝候補のケビン・ランゲレーがまさかの最下位でフラッグアウトとなり、敗者復活戦へ回るという衝撃的な展開となった。しかしRound 2へ回ったKevinは、ルーベン・レンテンとの熱いレジェンド対決を制して見事に復活し、そこから破竹の勢いで勝ち上がっていく。

また、最も過激なトリックに贈られる「Mystic Move Of The Day」は、大会史上初となる超大技「Megaloop Inverted Board-Off Front Roll」を完璧にメイクしたアーロン・ハドロウが獲得している。

決勝と結末

決勝は、圧倒的な高さを誇るケビン・ランゲレー、代役から快進撃を見せたデビュー戦のリアム・ウェイリー、そして奇跡の復活を果たしたルイス・クラザーンの3名による対決となった。ヒート途中でLewisがフラッグアウトとなり、勝負はKevinとLiamの一騎打ちへ。Liamは現役フリースタイラーとしての圧倒的なスキルを見せつけ、残り15秒でハンドル・パスからテクニカルなブラインド着地を完璧に決めて客席を大いに沸かせた。しかし、他を圧倒する高さを引き出し完璧なライディングを揃えたKevinが見事に逃げ切り、自身2度目のKOTA優勝を飾った。

全ヒートラダー

Round 1(1位がRound 4へ直行、2位はRound 3、3位はRound 2へ)

Heat 1: 1位 ラッセ・ウォーカー / 2位 Oswald Smith / 3位 マーク・ジェイコブス(FO)

Heat 2: 1位 スティーブン・アッケシュダイク / 2位 ジョシュア・エマニュエル / 3位 ケビン・ランゲレー(FO)

Heat 3: 1位 サム・ライト / 2位 Ross Dillon Player / 3位 ルーベン・レンテン(FO)

Heat 4: 1位 ルイス・クラザーン / 2位 リアム・ウェイリー / 3位 ジェッセ・リッチマン(FO)

Heat 5: 1位 Gijs Wassenaar / 2位 Reno Romeu / 3位 Jerrie van de Kop(FO)

Heat 6: 1位 アーロン・ハドロウ / 2位 Antonin Rangin / 3位 トム・ブリッジ(FO)

Round 2(敗者復活戦・勝者がRound 3へ)

Heat 7: 勝者 ジェッセ・リッチマン / 敗者 Jerrie van de Kop

Heat 8: 勝者 マーク・ジェイコブス / 敗者 トム・ブリッジ

Heat 9: 勝者 ケビン・ランゲレー / 敗者 ルーベン・レンテン

Round 3(準々決勝相当への進出戦)

Heat 10: 1位 ジェッセ・リッチマン / 2位 ジョシュア・エマニュエル / 3位 Oswald Smith(FO)

Heat 11: 1位 リアム・ウェイリー / 2位 マーク・ジェイコブス / 3位 Ross-Dillon Player(FO)

Heat 12: 1位 ケビン・ランゲレー / 2位 Antonin Rangin / 3位 Reno Romeu(FO)

Round 4(上位2名がSemi-Finalsへ)

Heat 13: 1位 ジェッセ・リッチマン / 2位 スティーブン・アッケシュダイク / 3位 ラッセ・ウォーカー(FO)

Heat 14: 1位 リアム・ウェイリー / 2位 ルイス・クラザーン / 3位 サム・ライト(FO)

Heat 15: 1位 ケビン・ランゲレー / 2位 アーロン・ハドロウ / 3位 Gijs Wassenaar(FO)

Semi-Finals(準決勝・1対1)

SF 1: 勝者 ルイス・クラザーン / 敗者 ジェッセ・リッチマン

SF 2: 勝者 リアム・ウェイリー / 敗者 アーロン・ハドロウ

SF 3: 勝者 ケビン・ランゲレー / 敗者 スティーブン・アッケシュダイク

オープン部門(男子) 決勝

1位: ケビン・ランゲレー (28.88)

2位: リアム・ウェイリー (26.26)

3位: ルイス・クラザーン (11.73 / FO)

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