概要
2020年、COVID-19による世界的な渡航制限の中、通常のツアー開催が不可能となったGKAは、世界初の完全オンライン大会「GKA Distance Battle 2020」を開催した。パンデミックという未曾有の危機において、世界中のライダーたちがデジタル空間に集結し、コミュニティの絆を保つための革新的なステージとなった。
開催地と独自フォーマット
本大会は特定の開催地を持たず、出場選手それぞれが自身のホームスポットでベストな風を狙い、「5分間連続(consecutive)のノーカット映像」を撮影してGKAに提出するルールが採用された。単に回転数を競うのではなく、技の高さや移動距離、スタイルといった質が厳格に評価された。
フォーマットと出場選手
提出された映像は国際ジャッジパネルによって審査され、結果発表はスタジオのMCと世界中に散らばる選手たちをオンラインのライブ中継で繋いで行われた。GKAの顔でありコメンテーターを務めるジョー・シアストゥラが実況を行い、オンラインならではのユニークな状況が数多く記録されている。例えば、ミトゥ・モンテイロが移動中の車内からスマホで生放送に繋いだり、リアム・ウェイリーも夕食に出かける直前のスペイン・タリファの車内で出番を待っていたりした。また、マクシム・シャブローはギリシャから、リタ・アルナウスはスペインのラグーンから接続して出演した。
ハイライト・名勝負
ストラップレス男子では、ペドロ・マトスがカミーユ・デラノワとの激戦を制し、初代オンライン王者となった。優勝が決まった瞬間のオンライン中継では、Pedroの家族が画面の向こうで走り回り、本人にシャンパンを浴びせて大絶叫する大混乱のお祭り騒ぎとなった。実況のジョー・シアストゥラもブラジルの強烈な熱量に圧倒され、大会屈指の名シーンとなった。
ストラップレス女子では、当時14歳のカプシン・デラノワと15歳のミカイリ・ソルによる若き巨頭対決が実現した。Capucineはジャッジを驚愕させた美しいダブル・フロントロールで9.75点というハイスコアをマーク。一方、シャルロット・カルペンティエとカルラ・エレーラ・オリアは、わずか0.04点差の死闘を繰り広げた。
ツインチップ男子最大のハイライトは、準決勝でのマクシム・シャブローとリアム・ウェイリーの激突である。極限のパワーを乗せた技の応酬となり、事実上の決勝戦とも言える熱戦が展開された。決勝では”La Pantera Negra”(黒豹)ことアデウリ・コルニエルとの頂上決戦が行われた。ツインチップ女子では、撮影環境に苦戦したミカイリ・ソルが、本番の5分間で息をのむような美しいKGBを記録するなど、各カテゴリーで熱い戦いが繰り広げられた。
「嬉しいです。風が弱くて本当に大変でしたが、撮影のために最終日まで挑戦し続けました。今年の夏は、毎日のようにビーチで風が上がるのを待っていて本当にタフでした。でも、本当に素晴らしい経験でした。新しいことに挑戦し、競い続けるための原動力になってくれるからです。最高ですね」
—シャルロット・カルペンティエ
「どれほど興奮してるか、信じられないだろ、本当に。ジーザス!最高の気分だ。言葉が出ないよ。まずはすべての愛をくれた神に感謝したいよ」
—ペドロ・マトス
「楽しい経験だったよ。色々と浮き沈みもあったけど、優勝できて本当に嬉しい。マジで最高だよ」
—マクシム・シャブロー
「実際には2週間くらいかかったの。最初の週は毎日ここコンブコで撮影を試みてたわ。でも初めはなかなか上手くできなくて、トリックは決まるんだけど、いつも何かしら一つのトリックを上手く構成に組み込むことができなかったのよね」
—ミカイリ・ソル
「これこそ我々の見たかった光景だ!この熱狂、このバイブス、その背後にある家族。画面の向こうでシャンパンを浴びているこの男こそが我々のチャンピオンだ!」
—ジョー・シアストゥラ
大会の詳細結果を表示(ネタバレ注意)
- ストラップレス男子
1位:ペドロ・マトス
2位:カミーユ・デラノワ
3位:ミトゥ・モンテイロ
4位:ジェームズ・カルー - ストラップレス女子
1位:カプシン・デラノワ
2位:ミカイリ・ソル
3位:シャルロット・カルペンティエ
4位:カルラ・エレーラ・オリア - ツインチップ男子
1位:マクシム・シャブロー
2位:アデウリ・コルニエル
3位:ファン・ロドリゲス
4位:リアム・ウェイリー - ツインチップ女子
1位:ミカイリ・ソル
2位:リタ・アルナウス
3位:ポーラ・ノボツナ
4位:ピッパ・ヴァン・イアーセル
検索用エイリアス: 2020 GKA Distance Battle, 2020GKADistanceBattle
