概要
2020年11月、ブラジルのイルハ・ド・グアジルにて「GKA SuperKite Brazil 2020」が開催された。COVID-19パンデミックによる世界的な渡航制限が敷かれる厳戒態勢(COVIDバブル)の中、競技エリアへの入場には全員の陰性証明が必須とされた。ライダーたちは数ヶ月間のオンライン競技(Distance Battle)を経て、2020年唯一の貴重なリアル公式戦に集結した。
開催地とコンディション
会場となったブラジル北東部のイルハ・ド・グアジルは、フリースタイルのメッカとして知られるスポットである。大会期間中はブラジル特有の暖かな日差しと青空に恵まれたものの、風は非常に強くてガスティであり、満潮時には水面がチョッピーに荒れる難易度の高いコンディションであった。
「ここのコンディションは少しトリッキー。風がとても強くてガスティだし、満潮だと水面がチョッピーになるから。でも全体的には最高。スポットも素晴らしいし、みんな今日の自分の結果にすごく満足しているわ。」
フォーマットと出場選手
20カ国以上から40名以上のトップライダーが集結した。男子部門には、マクシム・シャブロー、リアム・ウェイリー、マヌエル・スアレス、エリック・アンダーソンなどがエントリー。女子部門には、ミカイリ・ソル、リタ・アルナウス、ピッパ・ヴァン・イアーセル、クラウディア・レオンらが顔を揃えた。特に注目を集めたのは、当時わずか12歳の地元ブラジルのダヴィ・リベイロであり、大人たちに混ざってトップスコアを叩き出す鮮烈なデビューを飾った。一方、優勝候補筆頭のリアム・ウェイリーは順調に勝ち上がっていたものの、準決勝を前に負傷し無念の棄権となった。
ハイライト・名勝負
男子決勝は、南米の強豪たちとスイスのマクシム・シャブローの対決となった。前日に指を脱臼する大怪我を負いながらも「Backside 3-1-7」を着地させる気迫のライディングを見せたエリック・アンダーソンや、完璧な「スリム7」で8.80の高得点を叩き出したマヌエル・スアレスの猛追に対し、マクシム・シャブローは冷静な試合運びを見せた。最終アテンプトにおいて、マクシム・シャブローは異次元の「グラブ・モブ7」を放ち、ジャッジ全員一致の「10.0」という歴史的な満点を記録して劇的な勝利を収めた。
女子決勝では、ブラジルの至宝ミカイリ・ソルが完全に異次元のライディング(world of her own)を披露した。複数のKGBをメイクするなど他を圧倒するパフォーマンスを見せ、母国での優勝を飾った。
「私は14歳で、ここブラジルのイルハ・ド・グアジル選手権で優勝したばかりで、最高に興奮しているわ。女子のレベルはとても上がっていて、今この瞬間、これ以上ないほど幸せだわ」
—ミカイリ・ソル
「数年前、ある小さな子供が僕に『Maxime、君は2020年の世界チャンピオンになるよ』と言ってくれたんだ。今回は世界タイトルではないけれど、今年唯一のイベントでの優勝は、ほとんど同じように感じられる。ああ、天にも昇る心地で、最高に興奮しているよ」
—マクシム・シャブロー
大会の詳細結果を表示(ネタバレ注意)
- 男子部門
1位:マクシム・シャブロー
2位:エリック・アンダーソン
3位:マヌエル・スアレス
4位:ファン・ロドリゲス - 女子部門
1位:ミカイリ・ソル
2位:リタ・アルナウス
3位:ピッパ・ヴァン・イアーセル
4位:クラウディア・レオン
検索用エイリアス: 2020 Ilha do Guazil GKA SuperKite Brazil, 2020IlhadoGuazilGKASuperKiteBrazil
