概要
「観客の歓声は聞こえるよ、エネルギーを感じるんだ。家で見てくれているみんな、ここまで俺を支えてくれたみんな、そしてこのビーチにいるみんなのために、俺は送っているんだ!」
ハワイ・マウイ島出身のプロカイトボーダー。カイトサーフィン界において「ビッグエア」と「ビッグウェーブ」の両分野で歴史に名を刻む、最も多才で影響力のあるレジェンドライダーの一人である。
キャリア
現代のビッグエア競技の礎を築いた最大の功労者の一人であり、Red Bull King of the Air(KOTA)では2013年と2020年の2度にわたり王者に輝いている。強風下において、ハーネスからチキンループを外すアンフック状態で20mの高さから繰り出される、カンフーキックのような姿勢を伴うハンドル・パス(カンフー・パス)やKGB、ブギループなどの命がけのトリックは、彼の代名詞として観客とジャッジを熱狂させてきた。
2014年のKOTA準決勝では両足を骨折するという選手生命を脅かす大クラッシュを経験したが、過酷なリハビリを乗り越え、翌2015年には見事に同大会の表彰台へ復帰。不死鳥のようなカムバックを果たした。また、ビッグウェーブチャージャーとしても名を馳せ、ハワイのJawsやポルトガルのナザレにおいて、カイトサーフィン史上最大級の巨大波をメイクした記録を持つ。
スポンサー・所属ブランド
プロデビュー初期はCabrinha(カブリナ)に所属し、同ブランドと共にKPWTの世界タイトルを獲得している。それ以降も、長年にわたり業界のトップブランドを渡り歩き、常にブランドの顔として活躍してきた。長年Naishの主力チームライダーとして活躍したのち、2019〜2020年頃にNorth Kiteboardingへ移籍。新しいプロトタイプカイトの開発に深く貢献し、新生Northの看板スターとして君臨した。その後、2024年1月にはOzoneへの電撃移籍が発表され、業界に大きな話題を呼んだ。また、アパレル面ではO’Neillのサポートを受けており、自身の名前が刻まれた特注のカスタムカイトを使用していた時期もある。
パーソナリティと交友関係
どんなに最悪なコンディションの日であっても「Best day ever(人生最高の日だ!)」と笑う、究極のポジティブ精神の持ち主。その熱狂的なエネルギーとカリスマ性により、大会会場では数分歩くだけでファンに囲まれてしまうほど世界中のライダーから慕われている。また、兄弟のSean Richmanも優れたプロライダーであり、カイトループにダブルバックロールとパスを組み合わせた大技「Richman」は、兄のSeanが発明したものである。
名言・エピソード
彼のライディングスタイルは、妥協や安全策を嫌い、常に限界をプッシュする姿勢そのものである。
「ああ、なんて魔法みたいな瞬間なんだ。このすべてをみんなと分かち合えるなんて。ここにいる家族に伝えたい…そして俺の小さな娘にも…。やったぜ。なんて最高なんだ。イェー!」
— Jesse Richman
「カスタマイズされたカイトを持つのは本当に楽しいし、過去にもいくつか持っていた。正直、空を見上げて『ジェッセ・リッチマン&オニール』のカスタムカイトが見えるのは最高の気分だよ。そしてそれは、一人のライダーとして、非常に価値のある広告スペースでもあるんだ。」
— Jesse Richman
大会結果
2008年・2009年 KPWT(フリースタイル、ウェーブ、レース等総合):1位
2013年 Red Bull King of the Air:1位
2013年 Columbia River Tow-up:244m(当時のトウアップ世界記録)
2015年 Red Bull King of the Air:3位
2016年 Red Bull King of the Air:2位
2019年 Red Bull King of the Air:2位(「Mystic Most Extreme Move」受賞)
2020年 Red Bull King of the Air:1位
2022年 GKA Freestyle Saudi Arabia (Neom):1位
🔗 関連リンク: Jesse Richman | JesseRichman.com
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