「数年前、ある小さな子供が僕に『Maxime、君は2020年の世界チャンピオンになるよ』と言ってくれたんだ。今回は世界タイトルではないけれど、今年唯一のイベントでの優勝は、ほとんど同じように感じられる。ああ、天にも昇る心地で、最高に興奮しているよ。」
概要
2020年11月17日から21日にかけて、ブラジルのIlha do Guajiru(イリャ・ド・グアジルー)にて『GKA SuperKite Brazil 2020』が開催された。COVID-19パンデミックによる世界的な渡航制限が敷かれる厳戒態勢(COVIDバブル)の中、競技エリアへの入場には全員の陰性証明が必須とされた。ライダーたちは秋のオンライン競技(Distance Battle)を経て、2020年のツインチップ・フリースタイル部門における唯一のリアル公式戦に集結した。
開催地とコンディション
会場となったブラジル北東部セアラー州のイリャ・ド・グアジルー(Hura Beach前)は、広大なフラットウォーター・ラグーンを備えるフリースタイルの聖地である。大会期間中はブラジル特有の暖かな日差しと青空に恵まれたものの、風は非常に強くてガスティであり、満潮時には水面がチョッピーに荒れる難易度の高いコンディションであった。
「ここのコンディションは少しトリッキー。風がとても強くてガスティだし、満潮だと水面がチョッピーになるから。でも全体的には最高。スポットも素晴らしいし、みんな今日の自分の結果にすごく満足しているわ。」
フォーマットと出場選手
20カ国以上から40名以上のトップライダーが集結し、7トライ中上位4本のスコア合算(40点満点)で競われた。男子部門にはマクシム・シャブロー、リアム・ウェイリー、マノエル・ソアレス、エリック・アンダーソン、そして怪我からの復帰途上にあったカルロス・マリオや2019年王者ヴァレンティン・ロドリゲスらがエントリー。女子部門にはミカイリ・ソル、リタ・アルナウス、ピッパ・ヴァン・イアーセル、クラウディア・レオンらが顔を揃えた。
特に注目を集めたのは、当時わずか12歳の地元ブラジルのダヴィ・リベイロであり、予選から大人たちに混ざってトップスコアを叩き出す鮮烈なデビューを飾った。一方、ラウンド4で「モブ7」を決めて10点満点を叩き出していた優勝候補筆頭のリアム・ウェイリーは、ラウンド5で膝を負傷し、準決勝を前に無念の棄権となった。
ハイライト・名勝負
男子決勝は、南米の強豪3名(ブラジルのエリック・アンダーソン、マノエル・ソアレス、コロンビアのファン・ロドリゲス)と、スイスのマクシム・シャブローによる「3対1」の対決となった。前日に指を脱臼する怪我を負いながらも「バックサイド317」や「ダブル・ヒンターバーガー 5」を着地させる気迫のライディングを見せたエリック・アンダーソンや、完璧な「スリム7」で8.80点の高得点を叩き出したマノエル・ソアレスの猛追に対し、マクシム・シャブローは冷静な試合運びを見せた。そして迎えた最終第7アテンプトにおいて、マクシム・シャブローは異次元の「Grabbed Back Mobe 7(グラブ・モブ7)」を放ち、ジャッジ全員一致の「10.0」という歴史的な満点を記録して劇的な逆転勝利を収めた。
女子決勝(ミカイリ・ソル、リタ・アルナウス、ピッパ・ヴァン・イアーセル、クラウディア・レオン)では、ブラジルの至宝ミカイリ・ソルが完全に異次元のライディング(world of her own)を披露した。14トライ中14本すべてをメイクする抜群の安定感を見せたリタ・アルナウスが最後までプレッシャーをかけ続けたものの、複数のKGBやグラブ入りトリックを揃えて36点超えを叩き出したミカイリ・ソルが母国での優勝を飾った。
「私は14歳で、ここブラジルのイリャ・ド・グアジルー選手権で優勝したばかりで、最高に興奮しているわ。女子のレベルはとても上がっていて、今この瞬間、これ以上ないほど幸せだわ。」
—ミカイリ・ソル
大会の詳細結果を表示(ネタバレ注意)
- 男子部門
1位:マクシム・シャブロー
2位:エリック・アンダーソン
3位:マノエル・ソアレス
4位:ファン・ロドリゲス - 女子部門
1位:ミカイリ・ソル
2位:リタ・アルナウス
3位:ピッパ・ヴァン・イアーセル
4位:クラウディア・レオン
検索用エイリアス: 2020 Ilha do Guazil GKA SuperKite Brazil, 2020IlhadoGuazilGKASuperKiteBrazil

